地盤に関するデータも公表されて いる

東京ディズニーランドがあるこ
とで人気の浦安市の沿岸部。東日
本大震災によって液状化による深
刻な被害を受けた。特に埋め立て
地である中町、新町といった地区
の被害は大きかった。建物や電柱
が傾き、下水のマンホールはきの
このように道路に突き出た。岩盤
に基礎を打ち込んでいるマンショ
ンは建物が傾くことはなくても、
ガスといったライフラインが途絶し、復旧作業が長期化し困難な生活を液状化被害というと浦安のように沿岸部の埋め立て地というイメージが強いが、実際に
は海のない県である埼玉県でも液状化被害は確認されている。液状化や建物や塀の傾きと
いった被害を受けた地域に共通するのは軟弱な地盤だ。軟弱な地盤は硬い地盤よりも揺れ
やすい。また、液状化や建物の沈下が起こりゃすく、建物の傾きや倒壊の被害に遭いやす
い。巨大地震が予想される地域に住むなら、できるだけ問題のない地盤がいい。
地盤の状態はボーリング調査を行い調べるのが一般的だ。ある地点をボーリング調査し
判明した地質断面図のことを柱状図[図415]という。地質断面図とは地面を縦に切った
断面を真横から見た図のことだ。
普段はあまり縁のない柱状図だがインターネットを使えば簡単に調べることができる。
まず、国土地盤情報検索サイトを見ると全国の柱状図を見ることができる。東京都や神奈
川県であれば、もっと詳細な地点の柱状図を調べることができる。柱状図を見ると、粘土や砂、砂礁、岩盤といった各地層の地質や、地層の硬さが表示さ
れている。建築においては地質も重要な情報だが、住宅を探している私たちにより重要な
のが地層の硬さだ。
地層の硬さはN値で表されている。このN値が大きいほど硬い地盤で、小さいほど軟弱
な地盤ということになる。N値が回以上の地層が5m以上続いている層を支持層と呼ぶ。
マンション等を建築する際に地面に打ち込む杭はこの支持層に打ち込んでいく。地盤を判
断するには、この支持層が何m下の地層に現れるかも見ておきたい。硬い地盤であれば、
[図415①]のようにそれほど深くない地層に支持層があるはずだ。また、[図415②]の
ように表層から何十mも下に支持層がある、もしくは支持層まで到達しないなら、 そこは軟弱な地盤と言ってもいいだろう。
軟弱な地盤はまったくダメということでもないが、硬い地盤の物件よりもリスクが高い
ことは承知して購入したいところだ。

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